今日のデイケア⑥視線恐怖について
今日は一週間に一回定期の心療内科のデイケアの日でした。
新しい方が来られて様々な情報交換をすることができ、とても実りのあるデイケアとなりました。
どのようなことについて話し合ったか、ですがまず新しい方のライフスタイルや病状、家族構成などについてお聞きしたのですが、その話し合いの中でみなさん共通していることがありました。
皆さんの症状として、視線恐怖があるという事。
今回のテーマは視線恐怖についてお話ししていきたいと思います。
【視線恐怖について】
私は心療内科のデイケアが開始されてからほぼ毎週欠かさず参加させて頂いていますが、今回のデイケアのみならず以前にこられた方、殆どの方が視線恐怖を持っているという事がわかりました。
そもそも視線恐怖とは何が説明していこうと思います。
●視線恐怖とは
視線恐怖とは社交不安障害(対人恐怖症)の中の1つの症状です。
対人恐怖症の症状や視線恐怖にも種類がありますが、今回の話し合いでみなさんに共通したのは他者視線恐怖と言うものでした。
●他者視線恐怖とは
他人の目が極端に気になり恐怖する症状を伴います。
どんな症状が伴うかというと
⚫︎他人にどうみられているか
⚫︎または変な人に思われていないか
など他人の目にどう映っているかがとても気になります。
また息苦しさ、不安感、焦燥感や多汗、動悸や強い緊張などの症状が伴うことがあります。
自律神経失調症になると多くの人が持っている症状なのではないかと思います。
私は以前は気になるどころか目立つことが好きで、みんなの前で特技やパフォーマンスを披露したり、目立つことがとても好きでしたが、自律神経失調症になってからは周りの視線が気になり、強い緊張を伴うようになりました。
【対処法】
今回のデイケアでは、皆さんがその様な状況に置かれた時どの様に対処をしているか話し合いました。
話し合いで出た対処法を話したいと思います。
⚫︎下を向いて周りの人が視界に入らない様に視野を狭める
⚫︎目をぼやかして見られていると言うことを感じにくくする
⚫︎電車の中であれば寝たふりをする
⚫︎肩の力を抜いてリラックスしてあまり考えすぎない様にする
⚫︎あえてその様な視線のある場所に身を置いて慣れる。
など様々な意見が出ました。
また目的があると視線恐怖があっても行動できるという方も多かったです(買い物や病院など)
【効果的だった対人恐怖の治療】
一般的に対人恐怖症の治療は薬物療法や心理療法やカウンセリングなどが多いかと思いますが、ここでは私が対人恐怖症を解消するうえで行ってきたことを紹介したいと思います。
①食事療法
②ヨーガ
③温泉、岩盤浴
①食事療法について
半日断食、玄米菜食、整食法(炭水化物を控える食事法)、1日1食など様々な食事療法を行ってきました。
どの食事法もとても効果的でした。
食べるもので人の体はできているわけなのでまずは食生活を見直してみるのも良いかもしれません。
私の周りの知り合いは食事療法やサプリメントで栄養を補うことによって、対人恐怖症だけでなく、パニック障害や鬱など完治またはよくなられている方が多いです。
上記の食事療法についてはこちらに記載しています。
目次が表示されない方は左上の3本線をタップすると出ます。
②ヨガ、呼吸法について
ヨガ、または軽いストレッチなど、体の緊張をほぐすのに非常に効果的です。
対人恐怖症に限らず、精神疾患の多くの方は体に強い緊張を抱えています。
心が緊張すると体も緊張し、体が緊張すると心も緊張します。
私自身ヨガを初めてまだ4ヶ月ほどですが、体をほぐすことにより、対人恐怖症や不安障害、他自律神経失調症の症状がかなり楽になりました。
またそのような症状が出た時に緊張に気が付き対処しやすくなりました。
とはいえ合うあわないはあると思うので、緊張が強くなったり、体調が悪くなるようであれば無理はなさらないでください。
③温泉、岩盤浴について
温泉と岩盤浴は体の強い緊張をとるのには非常に効果的でした。
体が芯から温まり自然と体から力が抜けます。
対人恐怖がひどい時はそもそも温泉にも行けないかも知れないので、体調が比較的良い時や少し回復された方向けかも知れません。
最近温泉に関する効能が改訂され、自律神経失調症などが追加されました。
岩盤浴など体の温かさが3日後まで続き、体の調子、特に胃の調子が良くなりました。(私の場合)
温泉に入っておなかが減ってくるようであればリラックスして副交感神経が高まってる証拠です。
良かったら参考にしてみてください。