ペットショップ(犬猫)の販売について思うこと。
こんにちは。
先日テレビで保健所の犬や、保健所に行かないように引き取る活動をしている方々をテレビで見ました。
保健所や、引き取り手が見つからない犬がいるのにも関わらずペットショップで犬や猫を売る必要があるのでしょうか。
【年間の犬猫の殺処分数】
この言葉を書いているだけでもゾッとします。
平成29年度で言うと、年間で4万3千2百27匹の猫と犬が殺処分されています。
日で計算すると1日約118匹の猫と犬が殺処分されています。
どのように殺されるか皆さんはご存じでしょうか。
【ほとんどの施設は窒息死させる】
ショッキングな映像が含まれているので、見る、見ないはお任せします。
しかし私は現実を見た上でこの記事を書きたいと思い動画を見ました。
目も当てられないようなひどい光景です。
どんどん酸素がなくなっていくので狭い部屋の中で犬はもがき苦しみます。
そしてやがて酸素がないので気絶し体が痙攣し始めます。
こういったことが行われているのにも関わらず繁殖させ、ペットショップで犬や猫を売ると言う行為は必要なのでしょうか。
【産ませるだけの繁殖犬の問題もある】
繁殖犬と呼ばれる犬に繁殖をさせるだけさせて、糞尿垂れ流しの劣悪な環境で過ごしているワンちゃん達もいます。
感染症にかかり、肌がボロボロになって剥がれているワンちゃんもいます。
さらには産ませるだけ産ませて産むことができなくなったら殺処分して捨てると言う鬼畜なことをする業者もいるそう。
もちろんそのようなブリーダーばかりではないと思いますが、ペットショップで売られているワンちゃんの背景にそういった問題があることも知っておいた方がいいかと思います。
【殺処分は減ってきたもののゼロには遠い】
そもそも保健所や、引き取り手を探している犬が沢山いるのにもかかわらず、そのような劣悪な環境でどんどんワンちゃんを繁殖させていたら減らせるものも減らせないと言うのが現状です。
私はそう言ったペットの売買が無くなれば良いと思っていますが、100万歩譲ったとしても繁殖させる数も、ペットショップで売るワンちゃんの数も保健所でワンちゃんが殺されることのないような数でなくてはなりません。
具体的にどうしたらそのような悲惨な事がなくなるか、それについて触れていきたいと思います。
【台湾で殺処分禁止の法律ができる】
台湾で動物の殺処分をするスタッフが、殺処分の時にに打つ安楽死のものと同じものを大量に自分に投与し、自殺をすると言う痛ましい事件が起きました。
動物保護施設の獣医、安楽死の薬を自分に注射 台湾 - BBCニュース
この方は動物が大好きで、施設で殺処分をすることに苦しんでいて、さらには、ニュースで殺処分について報道されると、「美しき虐殺者」などと批判される事もあったそうです。
最後に残した手紙には「私の死によって、捨てられた動物にも命があるということを皆さんに分かってもらえればうれしいです。(問題の)原因に対処する重要性を政府に理解してもらいたいです。命を大切にして」と書かれていたそうです。
このニュースが流れ台湾は怒りと困惑で溢れ、殺処分をやめようと言う声が国内で高まり、それも後押ししたのか殺処分禁止の法律が施行されました。
ただ政府はあくまでも自殺の件とは関係無いとしているそうですが、間違いなく国民の声はこの法律の施工の後押しをしたことでしょう。
そもそも日本ではこのような殺処分の現実を知らない人が8割くらいを占めるのではないでしょうか。
従って少しでも認知が広がりそういった殺処分をゼロにしようと言う運動が必要になってくると思います。
日本も法律で禁止してしまえば強制的に殺処分は消滅する方向へ向かう事でしょう。
しかし殺処分を禁止するだけでは、繁殖の問題があるので預かり施設が増える一方になります。
従って販売することや繁殖することに規制をかける法律も必要になってくると思います。
また飼い主も責任を持って飼う必要があります。
【日本にも殺処分ゼロの県はある】
神奈川県は5年連続で殺処分ゼロを達成した県です。
その背景には、ボランティアの方々が飼い手を探してくれたり、協力してくれる事が7割を占めるそうです。
5年連続殺処分ゼロ!神奈川県のペットの命を守る方法とは? - pepy
やはり法律の施行がない限りこのように地域の方々の協力は必須で、ボランティアなどどんどん増えていけばよいなと思っています。
私の書いた記事をみてボランティアでもなんでもしたいと思った方はぜひやってみて下さい。
全国の保護団体、ボランティア団体が記載されているホームページを見つけたので記載します。
ボランティア活動でなくとも、こう言った現状がある事をシェアする、又は保護団体に募金する、法律が施行されるように運動をしてみるなど、感じるものがあれば、自分にできることから始めてみるといいかと思います。
私はこうして記事を更新する事で力になれたらと思い更新しました。
全ての動物達が、ぞんざいに扱われることなく、幸せに生きられる事を心から願うとともに自分にもできる範囲のことをこれからもしていこうと思います。