断食の効果について
こんにちは。
今回は断食って何?どんな効果があるの?
危険じゃないの?
など様々な疑問があると思うので、実際に10日間断食をしてみて感じた効果や危険性などについてお話ししていきたいと思います。
- 【そもそも断食とは?】
- 【断食にも様々な種類がある】
- 【断食は危険なの?】
- 【断食を10日間して感じた効果】
- 【10日間も何も食べなくてお腹空かないの?】
- 【好転反応について】
- 【断食はお勧め?】
- 【まとめ】
【そもそも断食とは?】
断食とは簡単に説明すると一定期間、特定の食べ物あるいは全ての食べ物を断つ行為のことを言います。
宗教的な行為でよく耳にするかもしれませんが、ラマダン断食などはムスリムの方がよく行っていますよね。
ここでは宗教的なものではなく健康法としての断食についてお話しして行こうと思います。
【断食にも様々な種類がある】
断食と一口に言っても様々な種類の断食方法があります。
比較的断に安全にできるフルーツ断食、寒天断食、スムージー断食など、何かしら胃に物を入れて行う断食から、本断食といって、水分しかとらないやり方もあります。
半日断食や1日1食断食といって、仕事をしていても朝ごはんを抜く、または朝と昼を抜く、と言ったようにライフスタイルに組み込む断食スタイルもあります。
断食、というからと言って必ず物を食べてはいけない、と言うわけではないんですね。
またそれぞれの断食方法や日数によって危険度もかなり異なってきます。
【断食は危険なの?】
先程説明した断食や種類の中でも危険度が高いのは本断食といって水以外口にしない方法です。
1日何も食べないくらいでは危険性もそこまでないと思いますが、3日、4日、7日、10日となってくると好転反応や何やらバンバン出始めます。
また長期間の断食で、断食の前に減食を正しく行わないと、腸捻転になって死んでしまったり、吐き気が止まらなかったり、断食後の回復食で暴飲暴食をして死に至る場合など様々な弊害があるので長期間の本断食を個人で行う事はお勧めできません。
しかし正しく行うことができれば他の断食方法に比べ非常に効果的なところがメリットです。
【断食を10日間して感じた効果】
散々長期断食について注意書きをしましたが、筆者も割と長めの断食をしました。
10日間本断食をしてみて得られた効果について書いて行こうと思います。
①鬱っぽさがなくなる
②匂いや味に敏感になり五感が研ぎ澄まされる
③とにかく気持ち良い
④頭脳が明晰になる
⑤少しのことに幸せを感じる
⑥少食で済むようになる
⑦視力が上がった
⑧体が柔らかくなった
⑨ストレス耐性が強くなりイライラしなくなった
一つづつ説明していきます。
①鬱っぽさがなくなった
もともと私が断食をしようと思ったきっかけとして、かなり重度な鬱で動くことも出来ないほどの状態で、何やら断食は精神に良いという話を聞いたので始めてみました。
実際に日が経つごとにどんどん様々な症状が消えていき、10日後には動けるまで回復しました。
日にちが経つにつれ精神がどんどん安定していき、脳から脳内麻薬が出ているのが目を瞑ると感じられるようになり、精神的な鬱っぽさも軽くなり、心身ともにスッキリしたというのが感想です。
②匂いや味に敏感になり、五感が研ぎ澄まされる
断食は本断食だったため、水と少量の塩以外は摂取していないのですが、舌が繊細になり、水の甘味や苦味、どのお水が良いかがわかるようになりました。
ちなみにボルビックが一番美味しく感じました。
また断食後の回復食の重湯(おかゆの汁)は涙が出るほどおいしかったです。
嗅覚や聴覚、視覚や触覚など全ての感覚が研ぎ澄まされるような感覚がありました。
③とにかく気持ち良い
特に何をしているわけではないのですが、すっごい気持ちが良いんです。
これにはちゃんと理由があり、食べない事でブドウ糖が消費出来なくなり、ケトン体と言う物質が栄養源になる事で脳のα波が増える事に加え、脳内麻薬であるエンドルフィンなどが飢餓により活発になる為にリラックスしてなおかつ気持ちが良かったと思われます。
これらの物質だけではなく、ドーパミンやセロトニン、様々な脳内麻薬が断食によって活性されます。
何もしなくてもリラックスした状態になり気持ちが良かったです。
④頭脳が明晰になる
先程説明した、ケトン体ですが、ブドウ糖をエネルギー源としている時と比べるとケトン体は脳にもっと効率よく脳に作用します。
よく朝ごはんを抜くと成績が悪くなる、集中力がなくなるという人がいますが、あれは一時的なものです。
普段から朝ごはんを食べている人が突然朝ごはんをぬくと、好転反応や、エネルギー源であるブドウ糖などが減るのだ倦怠感や集中力が切れてしまうといった症状が出るかもしれませんが、そのまま朝ごはん抜きを続けていると、集中力もどんどん増しますし体もどんどん軽くなります。
話は戻りますが、断食中は好転反応などが出てだるかったりしたのですが、断食後の回復食で明らかに頭脳が明晰になりました。
記憶力が良くなったり、集中力が増したりとても良い効果がありました。
⑤少しのことでも幸せに感じる
例えば空を見てああ綺麗だな。
風の匂いを感じてああいい匂いだな。
花が綺麗だな。普段気づかないような事にも気付くようになりそのような些細なことでも幸せに感じる事が出来るようになるのです。
先程説明したようにセロトニンやドーパミンなどの幸せホルモンなどが活性化していることが理由のうちの一つかと思います。
⑥小食で済むようになる
断食後の話ですが、普段ご飯を二杯お代わりしなければお腹いっぱいにならなかったのですが、断食後の回復食が終わった後でさえ、お茶碗に軽くよそった玄米ご飯でお腹いっぱいになるのです。
普段どれだけ暴飲暴食をし、飽食をしていたか思い知らされました。
⑦視力が上がった
かなり目がぼやぼやしていたのですが、目の前に見える景色も綺麗に見えるようになり視力が上がりました。
視力があがるというのは私だけの体験談ではなく、割と他の方も上がったと言うお話はよく聞きました。
⑧体が柔らかくなった
特に柔軟運動をしたわけではありませんが、断食中から体が柔らかくなりました。
砂糖や肉食のしすぎは体を硬くすると言いますが、そういった類のものが断食によりデトックスされ柔らかくなったのかもしれません。
リラックスしていた事も大きな理由かと思います。
⑨ストレス耐性がつきイライラしなくなった
以前は割と短気な部分もあったのですが、断食をしてからというものイライラしたり怒ったりすることが少なくなり、またストレスの耐性がつきました。
長期間何も食べない事により肝臓もデトックスされ、鈍重肝臓なども改善されたからかと思います。
え、鈍重肝臓って何?と思った方はこちらの記事をお読み下さい。
【10日間も何も食べなくてお腹空かないの?】
想像以上にへりました。笑
良く断食を始めるという、3日目、4日目くらいからお腹が空かなくなると言いますが私の場合10日間終始お腹が空いていました。
おそらく減食の期間が短く胃が荒れていた事もあるかもしれません。
この減食の段階にもっと時間をかけ体調を整えてからであればそんなに辛くなることはなかったかもしれませんが、私はお腹が減りすぎて4日目から寝れず、2時間ほどの睡眠がつづいていました。
お腹が空いてるのに寝れないってかなり辛かったです。
【好転反応について】
私の場合、毒素がとても溜まっていたのか頭痛がしたり、立ちくらみで何度も倒れました。
今考えると少し危険でした。
長期間行う場合はそういった時に対処できる方がいる施設で行うことを勧めます。
【断食はお勧め?】
長期間の断食はお勧めしません。(3日以上から危険かな)
何年も断食をして慣れた方であれば話は別ですが、初心者でいきなり長期間行ったりすると痛い目にあいます。
食欲の欲求は強いですから、長距離何も食べない後に暴飲暴食をすると死に至る場合もあります。
また悪いものを少しずつ出さずに一気に出そうとすると好転反応でかなり苦しみます。
正しく行えば病を治すほどの力がある断食ですが、よほどの病気で急な状態でなければ、朝ごはん抜きの半日断食だけや、スムージー断食など何か体に物を入れながら少しずつ慣らしていくことが良いと思います。
また特定の疾患があると断食をすると危険な場合もあるので注意が必要です。
半日断食についての記事も後ほどアップして更新するのでしばしお待ちください。
またこの記事を見て断食を始めて何かあったとしても責任は取れないのでご了承下さい😌
【まとめ】
断食は心身ともにリフレッシュするし健康には最高の方法だけれど長期間行うと危険も伴うので注意が必要。
正しく行えらのであれば様々な効果があるという事でした。
あまり無理はせず、自分の体、心の声に耳を傾けて大切にしてあげてください。
それではまた🖐