【男性育児休暇の義務化】について
こんにちは。
先日【男性育児休暇の義務化】についての記事を見ました。
素晴らしい政策だと思います。
今回はその育児休暇の義務化についてお話していきたいと思います。
【男性育児休暇の義務化】
子供が生まれた男性に対して原則100%育児休暇を習得させる仕組みの義務化の導入を目指していま議員さん達が動いてくれているそうです。
今までパパママプラスという制度で育児休暇を取れる制度が2010年から発足されていましたが、男性で育児休暇をとっている人は全体のわずか5%程でした。
【そもそも男性が育休を取れないのは職場の雰囲気】
いくら育児休暇を取っていいですよ〜と言っても、日本人は真面目ですから、職場の雰囲気や気まずさから、育児休暇を取れない、と言うことがこの5%しか取れないと言う現実が物語っています。
そこで、原則100%の人が育児休暇を取ると言う事を義務化してしまえば、そう言った問題も起きなくなってくると言う事です。
【赤ちゃんを産んだ後の母体にはとても負担がかかる】
赤ちゃんを産むと言う行為自体命懸けのことで、体力を使いきって子供を産むわけです。
その後産後うつだったり大変な期間があるのにも関わらず、男性が仕事に行っていて奥さんを支えることが出来ない、もしくは支えようとしても男性側の負担が大きくなりすぎてしまう。と言うのが今の現状で、非常に子育てをしにくい環境なのかなと思います。
少子高齢化の背景にはこのような「子育てのしにくさ」にあるかと思います。
事実、議員さん達も、少子高齢化対策の育児休暇の一環として義務化に向けて頑張ってくれています。
あまりお金の話は気が進みませんが、若い働き手を失うと言う事は(少子高齢化で)国としてもマイナスで、育児休暇をバンバン取ってもらい、学校を無料にしたり、長期休暇を取得するようにしたり、子育てをもっとしやすい環境を整えてあげたほうが長期的に見ても、国民にとっても国にとってもプラスになると思います。
【子供の将来は小さい時の環境によって大きく左右される】
子供が生まれてから2年の間で脳の機能のおよそ80%が生成されるといわれています。
そしてその脳の成長は母や父の愛情によって大きく左右されます。
小さい時にネグレクト(虐待)をされて育った子供は、愛情をもらって育てられた子供に比べてCTスキャンで脳が萎縮している事がわかりました(小さい)。
子供の発達には親の愛情が不可欠なのです。
愛情を注いでもらわないで育った子供は、ドーパミンやエンドルフィンの機能がうまく働かず、薬物中毒に陥りやすくなったり、犯罪を起こすようになったり、そのように問題が起きてきます。
こちらガボールマテさんの動画でその事について話されています。
TED ガボール・マテ 依存の力、力への依存 - YouTube
9分28秒から。
ガボールマテさんは精神科医で多くの薬物依存者の方と関わってきました。
何が言いたいかというと、この子供の将来を左右する大切な時期に母親や、父親の負担やストレスが強くなりすぎて家庭環境が悪くなった場合、すべて子供に、子供の将来に影響してしまうと言う事です。
ストレスから喧嘩をし、怒鳴り合いをする。
小さいからまだ理解しないと思ったら大間違いで、小さな子はとても感受性が豊かで全て感じ取ります。
もちろんその時期だけが大切なのではありません。
しかしこういった問題も、何日、何ヶ月、何年育児休暇が取れるかわかりませんが、少しでも緩みがあるだけで、子育てに関する関心や向き合い方も随分と違ってくるのではないのでしょうか。
仕事のストレスや、育児のストレスで家庭が崩壊してしまえば元も子もないので、少しでも良い家庭環境を築いていくためにも是非この制度は良い方向に進んで欲しいと思います。
男性育休 ”義務化” に向け、自民党有志が議連発足へ(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース