外食する事が怖い【会食恐怖症】
こんにちは。
皆さん会食恐怖症という言葉を聞いたことはありますか?
先日私は初めてこの病気について知ったのですが、会食恐怖症の方とお話する機会があったので実際に会食恐怖症について聞かせて頂きました。
【会食恐怖症とは】
会食恐怖症とは外食(人とご飯)をする事に恐怖を感じ、ご飯が食べれないなどの症状を伴います。
また会食恐怖症は社交恐怖症(対人恐怖症)や不安障害のうちの1つで自律神経失調症の症状も伴い、吐き気や嗚咽、めまいや動悸、場合によってはパニック発作のような症状も伴うこともあります
不安を感じてしまう心理状況として、食べるのが遅かったらどうしよう、食べきれなかったらどうしよう、吐いてしまったらどうしようまたは変に思われていないかなど考えてしまい不安を伴うようになります。
【原因について】
原因は人によって様々かと思いますが、過去に食事をしている際に何かを指摘されその嫌な体験が会食恐怖症に結びついてしまう方や、家庭環境に強い緊張を感じていて、残したら怒られる、食べなければならないという緊張から会食恐怖症を患ってしまう方もいます。
今回お話を伺ったAさんの場合、そのように家庭に緊張があったり誰かに指摘されたわけではなく、元々他人の目を気にしやすい性格で、以前から小食だったため人より食べるのが遅くなってしまったり残してしまう事があり、そういったことが影響して会食恐怖症に繋がってしまったそうです。
【Aさんの体験談】
友達6人程とラーメンを食べに行くも、会食恐怖症の症状が出てしまい一口も食べれなかったそうです。
Aさんの場合家族と食べるときは問題なく食べれるそうで、家族以外の方となると会食恐怖症の症状が出てしまうそうです。
(家族との会食のみできない方や家族とも親しい人でも会食することができない方もいます。)
Aさんは外で食べるときも人がいなければ食べれるそうなのですが、視線があると、何が噂されているのではないかと考えてしまったりして食べれなくなってしまうそうです。
では周りにその様な友達や知り合いがいたらどの様に接していけばいいのか、会食恐怖症側の人はどう接してほしいかお聞きしました。
【会食恐怖症の方への接し方】
もし仮に会食恐怖症の方と食事をする機会があれば、人によって少し異なるかと思いますが、残すことに恐怖心がある方は食べなくても残しても大丈夫だよと一声かけてあげるだけで大分安心するそうです。
お店を選ぶ時も、なるべくその会食恐怖症の方に、入りやすいお店などを聞いてから入ると不安も軽減されるかと思います。
今回お話を聞いたAさんは、食べ放題屋さんなどの人が多く視線が集まりにくく、食べる量が自分で設定しやすい場所は他の場所に比べ不安を感じにくく
カウンター席のお店(ラーメン屋さん)などは視線が集まるので不安を感じやすいそうです。
【Aさんの場合の改善方法】
Aさんは会食を避け、外食することを避けていたら逆に悪化してしまったそうで、今は少しずつ慣らすようにしているそうです。
まずは食べれなくてもその雰囲気の中に入る事が大切で、もし食べれない場合は食べれないと言ってしまうのも効果的だそうです。
周りに理解してくれる友達がいれば一緒に少しずつ練習していくのも良いかもしれませんね。
会食恐怖症克服支援を行っている団体のホームページをリンクしておきます。
参考にしてみて下さい。
一般社団法人 日本会食恐怖症克服支援協会 | 公式サイト|会食恐怖症になって良かった!と言える未来づくりのお手伝い
また会食恐怖症の方とお話する機会があればこの記事を更新していこうと思います。