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心気症の克服方法について

 

 

 

こんにちは。

 

自分が病気かもしれないと過剰に心配しすぎてしまうことはありませんか?

 

私は以前、自分ががんなのではないか、エイズなのではないか、何か重大な病気なのではないかと恐怖し、検査しなくては気が済まなかったり、いくつもの病院で検査するなど、異常な恐怖心に駆られて病院を巡った経験があります。

 

この症状は【心気症】と言います。

 

 心気症とは何かについてお話ししていきたいと思います。

 

 

【心気症とは】

 

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心気症とは、何か体に不調があると、自分は何かの重大な病気にかかっているのではないか、と過剰に心配になってしまう病気を言います。

 

例えば胃が痛かったりすると、自分はガンなのではないか、と心配になり検査をしなくては気が済まないなどが例として挙げられます。

 

ホームページでも全般性不安障害の欄で述べましたが、ガン恐怖症など心気症にも含まれます。

 

またこの心気症ですが、インターネットの普及により病気について、何でも調べることができる事により、心気症という病気が近年増えてきています

 

アメリカなど、医療費が高いため自分で症状を調べ不安に陥ってしまう、と行った問題が起きているそうです。

(cyber hypochondriac)ネット心気症

 

心気症を持つ方(nさん)とお話する機会があったので実際にその方の体験をお聞きしました。

 

 

 

【心気症の症状】

 

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●nさんに先日あった症状

 

①手のひらに発疹ができていて、インターネットで調べるとガンというワードに行き着いてしまい、心配になって病院に受診するも、異常がなく塗り薬を渡されて診察を終える。

 

②胃の調子が悪かったため重大な病気(ガン等)かもしれない思い病院で胃カメラの検査をするも異常なし

 

nさんはこの2週間の間で不安になり、2回病院を受診しています。

 

このようにインターネットを介して不安になり病院を行くと言う例がとても多いです。

 

また仮に検査をしても、「検査ミスなのではないだろうか」や「違う病気なのではないだろうか」など検査をしてもしても不安が完全に無くなることがないケースが多くあります。

 

誰しも自分が病気ではないのかと思うと調べてしまい心配になり病院に行くこともあるかと思いますが、その状態が長く続くのであれば注意が必要です

 

ではこれらの症状はどのように対処し、乗り越えていったらよいのかについて、実際に私が乗り越えた方法やnさんにアドバイスして改善した方法を記載していきたいと思います。

 

【対処法】

 

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①自分が病気かもしれないと不安になった時にすぐに行動に移さない

 

私もそうでしたが心配になるとすぐ病院に行く方が多いのではないでしょうか。

もちろん深刻な症状がある場合はすぐに行くべきでしょう。

 

しかし心気症の方は、実際はたいしたことのないことでも自分の中で過剰に心配が膨らみ大ごとのように思えてきてしまいます

 

そこで不安になりすぐに病院に行くのではなく、その不安はずっとは続かないものだと体験を通して知る必要があります。

 

3日、4日、1週間、もしくはそれ以上かもしれません。

その間はひどく不安になり辛くなるかもしれません。

しかしある日を境に不安はどんどん少なくなって行き、やがて「どうして私はこんなことで悩んで不安になっていたのだろうか」と思えるようになってきます。

 

不安が少なくなり考え方も変わってくるその過程を、体験を通して知ることがとても大切です。

 

実際にnさんにもこの方法を教え不安になってもすぐに病院に行かないでそのままにしておくと不安がやがてどんどん少なくなりますよ、とアドバイスしました。

 

とてもまじめなnさんは実際に実践してくださり後日このように話してくれました

 

不安になってからしばらくは心配で不安で辛かったけれど、しばらくするとどんどん不安も小さくなり、やがては、なんでこんなことで悩み、不安になっていたのだろうかと思えるようになりそれ以来心気症に悩まされる機会が少なくなりました

 

素晴らしいことですよね。

 

薬に頼らなくてもいろいろな対処法はあるのです。

最初は辛いかもしれませんが、これらの過程を体験を通して知ることで、長期的に見ても辛い症状はぐっと減る、もしくは消滅してしまう事でしょう。

 

 

②心配になった時インターネットで調べない

 

先ほど書いたようにネットで調べて自分は病気なのではないかと心配になってしまうネット心気症が増えてきています。

 

今のご時世、なんでも調べられてしまう便利な面もありますが、有り余る情報をうまく使えないと不安の種になってしまいます。

 

特に病気に関する記事は少し体調が悪いと当てはまることが多く、自分は重大な病気ではないか、ガンなのではないかと不安な思いを巡らせる事にもなります。

 

従ってその原因になる情報を遮断する事により不安要素を少なくすることも大切です。

 

中々不安になると調べがちになってしまいますが、出来るのであれば調べない事に越したことはないでしょう。

 

 

③自己暗示をかける

 

心気症で病気のことを心配し始めると、頭の中が不安に埋め尽くされてしまい、思考はネガティブな事でいっぱいになってしまいます。

 

そんな時試して頂きたいのが「自己暗示」です。

 

不安に振り回されている自分に気づいたらリラックスをし「大丈夫、大丈夫」と何十回も何百回でも心の中で唱えてみて下さい。

 

言葉はなんでも良いですが自分の落ち着けそうなワードが望ましいです

このようにポジティブな言葉でネガティブな言葉を打ち消すことによってやがて本当に大丈夫になってきます。

 

リラックスを心がけて行うことが大切です。

力が入ってしまうと効果は感じにくくなってしまいます。

 

とても効果的なので試してみて下さい。

 

 

 

【心気症の方への接し方】

 

心気症になると不安で不安で仕方なくなり、どうってことないような症状や傷などでも心配してしまいます。

 

ご家族の方にも「大丈夫かな?」と何回も聞いてしまう場合もあるかもしれません。

そういった時嫌な顔をせず「大丈夫だよ」と優しく声をかけてあげることで安心します。

 

検査をしてもしても際限なく不安になってしまうこの心気症。

周りの方も何回も聞かれるとうんざりしてしまうかもしれませんが、どうか優しく見守ってあげて下さい。

 

私たちの体験、改善方法が役立ち、少しでも楽になることを祈っています。